血圧の薬。 (母のがん7)

2月20日(水)、抗がん剤を試すことにして、なんとなく希望を持ちながら、県病院を後に。

その日は、妹の誕生日だったので、帰りにケーキを買ってから、回転寿司屋さん行きました。 私がどんどん頼んだ握りを、母と仲良く1個づつ食べました。 私も母も沢山食べました。 帰ってからみんなで、ケーキを食べました。 生クリームが、とっても美味しいケーキでした。 父もいっしょに、バースディソングを歌いました。 あまり、嫌なことは考えませんでした。

翌週、さっそく検査してくださる先生にお会いしました。

「肝臓の癌を採って、組織検査をする。」 と、言われました。 気さくな先生で、
「麻酔するんじゃけぇ、痛いこたあ無いんじゃが、細い針を刺すけぇ、息を止めんにゃあいけんのんじゃ。 15秒くらいなんじゃけど、動いちゃあいけんけえの。 いっしょに頑張ろうで。」と、広島弁で励まされ、母はリラックスした表情でした。

検査のメリットを、お聞きしたところ、
「組織を調べれば、どんな癌か、ある程度見当がつく。」 「見当が付いたら、効く抗がん剤は分からないけど、効かない抗がん剤が、わかるので、薬を選べる。」 
「500例くらいやっているので、ほとんど安心。」 「出血が止まるまで、4時間は安静。」 とのことでした。

次週の27日を検査の日に、と、ほぼ決めかけたところ、
先生が、ふと、「血圧の薬」に、気づかれました。 母は数年前、血圧が高くて倒れたことがあった様で、以後、血圧の薬を毎朝飲んでいるようでした。 中のひとつに、「パイアスピリン」という、血液をさらさらにする薬があり、それを飲むのを止めないと、血が止まらなくなるので、検査できない事がわかりました。 
止めてから1週間が必要、という事で、検査は、3月5日入院、6日検査、7日退院の、2泊3日で行うことになりました。 
1週間伸びたことで、母の落胆ぶりは、声に出さなかった分かなりのもので、表情が曇りました。 それだけ急速に、辛くなってきている様でした。

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